最近捨てた１つのもの

結婚当初・・・

わが家は私が祖母から受け継いだ一戸建てに住んでいます。

祖母が亡くなり、住み始めた当初は各部屋にテレビが置かれていました。

私は小さい頃からテレビを常時つけている家庭に育ったので、テレビが無い生活はありえないと思って生きてきました。

しかし結婚生活が始まってみると、思いの外テレビを見る時間も機会も特に無く。

朝ごはんを食べながらニュースを見る程度の使用頻度となってしまいました。

 

テレビの使い方、変わった？

最近では、テレビを見るよりもYouTubeで教養系動画を見て勉強することが多くなっていました。

そこで、残されたテレビにAmazonでポチったFire TV Stickを繋ぎ、大画面でYouTubeを見ることにしました。

その後、両親を唆してNETFLIXに加入させ、わが家のテレビでも見られるように設定。

もともとAmazonPrimeにも加入していたことから、テレビで見られるコンテンツが大幅に拡充していきました。

気づけばテレビ番組を見る時間は1日10分もなくなっていきました。

 

テレビが見れなくなった！

妻が里帰り出産をするため、実家に帰省している間に、わが家ではテレビのあるリビングに隣接するダイニングキッチンをリフォームする計画を立てていました。

築30年以上のわが家は、部分的にはリフォームを繰り返していましたが、ダイニングキッチンに関しては今回が初めてのリフォームとなります。

私の父が建築士ということもあり、リフォームの指揮などはすべて任せていました。

妻とは十分に打ち合わせも行い、いよいよリフォーム開始。

なんやかんや、1ヶ月の工事を経てピカピカのダイニングキッチンができあがりました。

しかし、ダイニングキッチンに残されていたゴチャゴチャしたテレビ配線が邪魔で、どうやら先述したテレビに繋がっているらしく、シンプルにしてみました。

確かにもうテレビを見られなくなってもほとんど困ることはないな、と思いながらも、少しだけ見られないということに不安を覚えました。

しかし、それから妻と娘が戻ってきてから、テレビを見たいと思うこともなく、不思議とテレビが映らない生活を受け入れていました。

 

テレビがなくなって変わったこと

コロナ禍（執筆時）ということもあって、2020年から毎日ニュースを見て、最新の感染状況や世界の情報を受け続けていると精神がやられてきます。

私もお仕事柄、新型コロナの状況は知っておかなければならない（と思っていた）ため、ニュースに触れる度にイライラが募っていきました。

そんな中での突然のテレビ断ちとなりました。

そう考えるとテレビって恐いなと思ってしまいます。

人々の家庭に、人生の大事な時間に、守るべき心に当たり前のように干渉してくる。

実際にかつての自分も含めて、多くの人の生活にテレビは居座っているわけです。

 

まとめ

私はテレビが見られなくなったことを幸いに、テレビ断ちをすることができました。

断って気づいたことは、テレビが思いの外、人の精神や心に深く鑑賞していること。

「常識」だと思われていたテレビのある環境というのは、「幸せ」に生きていくためには必要ではないし、むしろ害悪であるということに気づきました。

私たちは、テレビのための人生あるわけじゃないし、嫌な情報を見て悪態をついている暇などないはずなのに、漠然と「テレビがないと不安」と思ってしまうのです。

テレビがあることで安心し、ニュースを見ることで社会を知っているつもりになっている。

でも実際は、テレビで流れる情報なんて正しい情報ではないし、それが分かっていながらもテレビから離れることのできない体質になってしまっています。

アルコール依存症、薬物依存症などと並ぶ、まさに「テレビ依存症」と呼べる病気ですね。

テレビを見ない人が増えるだけで、日本の幸福度は上がっていくんじゃないかと思います。

 

人生を充実させるのに大げさなことをする必要はない、ただテレビを破壊すればいいのだ！（笑）

 

ではまた！