【積み立てだけじゃない!】-5%ルールを使って投資効率を最大に!~適切なタイミング投資でリスクを管理~

毎月積み立ててるけどコロナショックのような暴落時に何もしないのは機会損失だと思うんだけど、何かいい方法ないかな?

こんにちは、かばです。

つみたてNISAを利用してインデックス投資や高配当投資を始めた人は多くいると思います。

「ドルコスト平均法を守りましょう」と言われて、毎月定額積み立ててるけど、昨年のコロナショック時には大きく株価が暴落したのを見て歯がゆく思った人もいるんじゃないでしょうか?

ドルコスト平均法はタイミングを見ずに一定期間で定額買い続けることで、恣意的な買い付けを行わないところに最大のリスク管理の要素がありますが、ドルコスト平均法に否定的な専門家もいます。

ドルコスト平均法はタイミングを見ないがゆえに、機会損失を生じてしまうというリスクも存在するわけです。

理想的なのは、ドルコスト平均法のリスク管理を維持しながらも、暴落時にはタイミング投資法によって機会損失を防ぎ、投資効率を最大にするということです。

この命題に、正面から答える動画がYouTubeにあがっていました。

こちらのチャンネルの以下の動画2本です。

こちらでは、ドルコスト平均法による定額積み立てを基本としながら、ある一定の基準に株価が値下がった場合にのみ、タイミング投資法を行うことができると説明されています。

今回は、こちらの動画を考え方の基礎としつつ、自分に合ったベストな投資法を考えていきたいと思います。

 

-5%ルールとは?

基本的な考え方

まずは、-5%ルールとはどういうものかを説明します。

-5%ルールは、特定の指数で今週末の終値が前週末の終値より-5%以上下落していた場合に、決めておいた金額を臨時に買い増しする方法です。

ここでいう特定の指数は、アメリカの代表的な指数であるS&P500を使用します。

S&P500を2000年から2020年までの20年間で見たとき、当週終値が前週終値より-5%以上下落していたのは、全部で28回観測されています。

これは1年で平均約1.4回発生する計算となります。

すなわち、当週終値が前週比-5%以上の下落は毎年1~2回程度発生しており、その都度、決めておいた金額を追加で投資するというものです。

ちなみに、-3%や-4%ではダメなのか?という疑問も生まれます。
これに関しては、回数が多すぎるのに対してリターンが-5%の場合とほとんど変わらない結果となったので、採用するメリットはありませんでした。

 

メリットとデメリット

まずは考えられるメリットですが、

  • ドルコスト平均法だけで拾いきれない大幅下落や暴落を捉えられる
  • 余剰資金を使わないという機会損失を回避できる

が思いつくとところですね。

特にコロナショックのように、社会が大混乱するような大暴落時は歴史上まれにありますが、その後回復しなかったことは無いのを知っていれば、大暴落時こそが買い増しのチャンスだと気付いているかと思います。

なのに、ドルコスト平均法を採用しているがゆえに、それを見逃すというのはもったいないですね。

 

ただし、メリットだけではなく当然デメリットもあります。

  • -5%以上の下落がいつ発生するか分からない(連続で起こることもあります)
  • 常にその時に備えてお金を用意しておかなければいけない

1つ目は、-5%の下落があったかを毎週末に確認しなければならないということになります。

つみたてNISAでインデックス投資をしている人は、自動で入金して買い付けていると思うので、1年以上放置している場合もあります。

そのような人の場合には、毎週の指数変動を確認しなければならないのは負担になります。

また、2つ目に関しても、下落に対応するためにお金を使わず置いておくということが、そもそも機会損失なのではないか、という話もあります。

 

リターンとリスク

まずはリターンに関してですが、単にドルコスト平均法により積み立てのみをするよりトータルリターンは格段に上がります。

問題は、実際に-5%以上の下落後に株価が上昇するのか、ということですよね。

※上記動画より引用

見ていただくと分かる通り、ほとんどの場合で押し目買いができています。

ここからも、この方法は再現性が認められると思います。

次にリスクに関してですが、当然ながら投資である以上は元本割れリスクは認識しないといけません。

また、これまでの20年間で成功していたからと言って、今後も同様に成功するとは限りません。

買い増しのタイミングも、その場の最低値で買えるわけでもないので、買い付けのタイミングによっては損をすることも十分に考えられるわけです。

米国市場は、リセッション(不景気)入りして下落相場が無いわけではありませんが、長い目で見れば上昇相場です。

したがって、一時(年単位の場合を含む)は含み損を抱えることになったとしても、いずれは上昇相場に乗って大きな利益を生むということが予想できます。

 

具体的なやり方について

基本のやり方

まずは、以下の事柄について決めておきます。

  • 指数はS&P500を基準とする
  • 現在積み立てている銘柄のうち、どの銘柄に投資するのか(1つでも複数でも可能)
  • いくら投資するのか(リターンとリスクを比較してベストなバランスを検討する)
  • どのタイミングで買い注文をだすのか

指数はS&P500一択です。

仮に、他の指数連動型(NASDAQなど)投資信託を買い付ける場合でも同様です。

なぜなら、米国市場はS&P500を基準に回っており、NYダウやNASDAQもS&P500の動きに合わせて上下することが多いからです。

どの銘柄にどれだけの金額を投資するかは人によって異なるので、それぞれで考える必要があります。

そして買い付けタイミングの問題ですが、これに関しては「いつでもいい」というのが結論です。

ただし、投資信託とETFの場合で対応が異なることがあります。

  • 投資信託の場合は土曜の朝~日曜夜の間に買い注文を出す
  • ETFの場合は金曜深夜~土曜早朝、または日曜夜までの間に買い注文を出す

まずは投資信託の場合ですが、投資信託の買い付けが行われるのは証券会社が営業している平日の日中だけです。

S&P500の週末終値が分かるのは、日本時間の土曜早朝なので、買い付けは月曜日となります。

したがって、月曜日の買い付けに間に合うように買い注文を出せば足りるというわけです。

ところが、ETFの場合は事情が少し異なります。

ETFはリアルタイムで買い付けが可能であり、証券会社の営業時間外であろうとも、米国市場が開場している間は買い付けることが可能です。

なので、米国市場の閉場時間が迫る時間に買い注文を入れれば、最も効果的な押し目買いが可能となります。

しかし、日本では土曜日の早朝まで起きて待機しなければならないのは、なかなかに辛いことだと思うので、そこまでせずとも投資信託と同じように買い付けても問題ないというのが結論です。

要するに、1週間で-5%もの下落があった場合には、米国市場は大混乱となっていることが多いので、買い付けのタイミングが多少ズレたとしても誤差に過ぎないということです。

大事なのは、その時に買えたかどうかです。

 

自分なりにアレンジを加えてみる

-5%ルールでは、以下の部分でアレンジが可能です。

  • 投資金額
  • 投資対象
  • -10%下落時の対応

投資金額は、動画では積み立て予定額1年分を投資すると説明されていましたが、動画内でも話されていたようにこれに関してはそれぞれの無理のない範囲で金額設定して構いません。

しかし、金額自体は一定であるほうがリスク管理しやすいということもあるので、突然-5%下落が発生しても対応できるだけの金額にしておくのが得策かと思います。

 

お父さん
お父さん

私の場合は、一ヶ月の投資額の総額と決めています。

 

投資対象に関しては、S&P500連動型ファンドが分かりやすくていいですが、よりリターンが期待できるNASDAQ(たとえばQQQ連動型)への一括投資でも構いません。

 

お父さん
お父さん

私の場合は、サテライト投資としているQQQ連動型投信に一括投資しています。

 

また、-5%にとどまらず、-10%まで下落した場合には投資金額を倍に定めても構いません。

ただ、-10%もの暴落があった場合、米国市場は大混乱状態ですし翌週も-5%の下落が十分予想されるので、その時のために残しておく必要もあります。

あくまで無理をしない範囲でお金を残しておくようにしましょう。

 

まとめ

今回は-5%ルールを使った一括投資法について解説しました。

紹介した動画が公開されてから、昨年10月に実際に-5%の下落が発生しましたが、この時に一括投資をしたことにより大幅に含み益が発生する結果となりました。

  • 積み立て投資は継続
  • 前週比-5%以上の下落が金曜終値であった場合に一括投資を行う
  • 投資を行う指数はS&P500に固定
  • 投資金額は自身の経済状況に応じて決定
  • 投資対象は積み立て投資の銘柄から選定(複数or単体)

暴落時は精神的にも揺さぶられることも多いですが、冷静にルールを決めて買い増すことでより大きな利益を得ることができます。

日頃から、暴落時の状況をしっかり認識してイメージを掴んでおくことで慌てることなく対処できます。

暴落という名の最大のチャンスを享受していきましょう!

 

ではまた!

 

 

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