ETFでも短期投資はできる!メリットや具体的な方法からおすすめ銘柄まで解説!

  • 投資が楽しくなってきたので短期投資も挑戦したい!
  • やってみたいけどリスクが上がって損するのは嫌だ…
  • やるとしてもどうやればいいのか分からない
  • どうやって銘柄を選べばいいのか分からない

こんにちは、かばです。

投資を始めてみると興味が生まれて、新たにこのような悩みが出てきますよね。

実は、短期投資もやり方さえ間違えなければ、安全に取り組むことができます。

実際に私も、副業トレーダー時代にこの方法で資産を1年で2倍にすることができました。

今回は、短期投資のメリットやデメリット、そして具体的な方法やおすすめ銘柄までを解説していきます!

短期投資とは?期間はどれぐらい?

短期投資は、デイトレードに代表されるようにタイミングを見て売買を繰り返すことで利益をあげる投資方法で、長期投資は日々の株価の動きにとらわれずに企業の成長に期待し、保有を継続する投資方法です。

このように短期投資では、安いタイミングで買い、高いタイミングで売る、を繰り返すことで利益をあげます(キャピタルゲイン狙い)

長期投資が企業の財務状況や営業利益に株価の判断をするのに対し、短期投資はチャート分析などのテクニカル分析を主に用いた投資判断をします。

投資期間は、長期投資の場合数年から数十年なのに対し、短期投資は数日から長くても3ヶ月程度で利益・損失を確定します。

短期投資のメリットとデメリット

短期投資のメリットは多い

短期投資をすることで得られるメリットは思った以上に多くあります。

  • 投資で利益を出す仕組みが理解できる
  • チャート分析などテクニカル分析を学べる
  • 下落期間を避け効率的に資金を回すことができる
  • リスク許容度を測ることができる

短期投資で重要となるのが、テクニカル分析での投資判断です。

株価の値動きは、長期的にみると企業の財務状況や新製品の開発などのファンダメンタルによるのが基本です。

ところが短期的に見ると、必ずしもファンダメンタルは重要ではなくチャートなどのテクニカルに基づく値動きをするものです。

短期投資をする上でテクニカル分析の知識は必要となってきますから、自然とテクニカル分析の知識は付いてきます。

また、短期投資は短期で値幅を取る以上、比較的ボラティリティが大きいものを銘柄選定します。

そこで重要になるのが、自身のリスク許容度です。

最初は、投資金額を小さく始めると思いますが、少しずつ増やしていくことで自身がどれだけリスク許容度を持ち合わせているかを、嫌でも知ることになるかと思います。

短期投資のデメリットは?

短期投資をする上で発生するデメリットも当然あります。

  • リスクが長期投資より大きくなる
  • 投資判断を見誤れば損失を出す
  • 自分で動かなければ実現できない
  • 長期投資より売買手数料が高くなりがち

長期投資は株価下落の期間も内包するものの、一定期間以上だと統計的に元本を割れることがなかったという意味ではリスクは低いものです。

ところが、短期投資の場合は高値掴みをした場合は適切な損切りを行わないと、投資金額を拘束され続けてしまい短期投資のメリットである「効率的な資金回転」ができません。

損切りは当然ながら損失の確定ですから、元本が割れてしまうというリスクを短期投資は持っています。

また、短期投資は小さな値幅を多く取る手法ですから、自身で売買タイミングを判断して売買しなければいけません。

そのため、「お金を働かせる」のではなく「自分が働く」ということになり、本来的な投資とは意味合いが異なります。

短期投資の具体的な方法

繰り返しになりますが、短期投資で利益を出すには「安く買って高く売る」というキャピタルゲインを狙うことです。

よって、配当収入などのインカムゲインを投資材料とはしませんので注意が必要です。

今後の値動きが上か下かを判断するには、チャート分析をして行いますのでキャンドルの読み方など基礎知識は最初に覚えておきましょう。

市場と証券会社を選択

昔は東京証券取引所しか短期投資の選択肢はありませんでしたが、現在は米国株式市場など海外のマーケットも選択肢に入ります。

なお、SBI証券と楽天証券は、売買手数料が以下の通りになっています。

証券会社東証上場株式米国市場株式投資信託
SBI証券売買手数料無料買付手数料無料(売却時は有料)売買手数料無料
楽天証券売買手数料無料買付手数料無料(売却時は有料)売買手数料無料

いずれの証券会社でも同じ手数料となっていますので、ツールの使いやすさや取扱銘柄で選ぶことが重要になってくるでしょう。

ETFか投資信託か

短期投資をする場合には、投資信託よりETFの方が適しています。

投資信託は、注文から売買の執行が長く利用者の手もとに到着するまで、早くとも3営業日ほどかかります。

短期投資では、売買のタイミングが重要となりますから、タイムラグがある投資信託を投資対象とするのは良い手ではありません。

これに対してETFは上場投資信託ですので、リアルタイムでの注文が可能ですし、売買が成立した瞬間に手もとにETFが届くことになります。

ただし、株式市場が開いている間はいつでも取引が可能ですが、閉まってしまうと翌営業日での取引となります。

東証を利用するには問題ないかと思いますが、米国市場の開いている時間は日本では夜中ですので、リアルタイムで売買を行うのは少し大変かもしれません。

 ETF投資信託開場時間外国ETFの取扱い
国内市場リアルタイム取引タイムラグあり米国は一通り揃う
米国市場リアルタイム取引タイムラグあり夜中日本はほぼ無い

また、東証では米国株式ETFも多く揃っていますが、逆に米国市場では日本株式ETFの数は限られています。

何に投資するかでも変わってきますが、マーケットをどちらにするかに関しても重要な要素となります。

いずれにしても、短期投資をする場合には投資信託よりリアルタイムに売買ができるETFが適しています。

個別株は?

個別株もリアルタイムでの売買となりますので、短期投資には適していますが、初心者には手が出しにくいものとなっています。

なぜなら、個別株の値動きを予想するにはテクニカル分析だけではなく、ある程度のファンダメンタルも考慮しないといけませんし、最低でもセクター(業種)別の傾向を知っておかなければ適切な投資を行うことはできないからです。

また、個別株はリスク分散が難しく集中投資になってしまいがちですし、銘柄選定も時間と労力がかかってしまいます。

実際に、上場されている個別株だけでも、以下の数があります。

  • 東証一部上場:2160銘柄
  • 米国株式市場:3400以上

スクリーニングツールを使えるとは言え、この中から銘柄選定をするには初心者の方は大変かと思います。

このように、個別株は集中投資となりリスクが大きいこと、銘柄選定に時間と労力がかかってしまうことを考えると、初心者にはなかなか難しいかと思います。

したがって、リスク分散が効いて銘柄選定が容易な指数連動型ETFを利用した短期取引をおすすめします。

レバレッジ型ETFか信用取引か?

まずはそれぞれどのような特徴があるか確認をしておきます。

レバレッジETFは、ベンチマークとなる指数の値動きが1とすると、連動比率に応じた倍数の値動きをするETFのこと。値上がり率が数倍になる分リターンは大きくなるが、値下がり率も数倍になるため損失も大きい。また、逓減リスクもあるため長期保有は向かない。

信用取引は、証券会社に預けている資産(現金や株など)を担保にお金を借り、それを元手に投資を行う方法。手持ち資金の数倍の金額で投資ができるためリターンは大きくなるが、発生した損失はすべて自己負担となるのでリスクも大きい。

いずれも資産推移のボラティリティを上げる効果があるので注意が必要ですが、初心者の方には信用取引はおすすめしません。

まずは現物投資で慣れてからレバレッジETFを少し触ってみて、リスク許容度を正しく認識してから少しの倍率で信用取引を始めるというのが安全でしょう。

その場合でも、使えるからといって買付余力のすべてを投資せず、少しずつ投資していくようにしましょう。

このように考えるのは、信用取引の最大のデメリットが「借金をして投資をする」という点にあります。

手持ち資金を超える金額で投資をする分、リターンは大きくなりますが同時にリスクも大きくなります。

仮に、思った通りの値動きをせず損失が発生した場合には、すべて自己負担となってきますし場合によっては全資金を使い切り借金だけが残ることもあります。

一方で、レバレッジETFは値動きが倍数分大きくなり、さらに逓減リスク(値動きが上下する相場では下落からの立ち直りが悪い)がありますが、借金を負うことはありませんのでまだ初心者向けと言えます。

したがって、まずはレバレッジ等なしの現物取引→レバレッジETFを現物取引→少倍からの信用取引、という流れで使っていきましょう。

指数連動型ETFおすすめ銘柄

東証-国内指数連動型ETF

まずは東京証券取引所で買える国内指数連動型ETFを紹介します。

ベンチマークレバレッジの有無銘柄
TOPIX連動型レバレッジなしNEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(1306)
TOPIX連動型レバレッジありダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数(1367)
日経平均連動型レバレッジなしNEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
日経平均連動型レバレッジあり楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型(1458)

東証-米国指数連動型ETF

次に東京証券取引所で買える米国指数連動型ETFですが、こちらはレバレッジがありませんのですべて指数と同じ値動きとなります。

ベンチマーク銘柄
NYダウ連動型NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)
S&P500連動型SPDR S&P500 ETF(1557)
S&P500連動型iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)
NASDAQ100連動型NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信(1545)

米国市場-米国指数連動型ETF

米国市場では国内指数連動型ETFがありませんでしたので、すべて米国指数連動型ETFとなります。

ベンチマークレバレッジの有無銘柄  
NYダウ連動型レバレッジなしDIA SPDR ダウ工業株平均ETF
S&P500連動型レバレッジなしIVV iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
S&P500連動型レバレッジなしSPY SPDR S&P 500 ETF
S&P500連動型レバレッジなしVOO バンガード S&P 500 ETF
NASDAQ100連動型レバレッジありSPXL Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF
NASDAQ100連動型レバレッジなしQQQ インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF

まとめ:短期投資はリスクを正しく管理することが重要

今回は、初心者の方にもおすすめできる短期投資の方法とおすすめ銘柄を紹介しました。

  • 短期投資にはメリットもある
  • テクニカル分析して売買タイミングを見極める
  • 信用取引は、現物取引でリスク管理ができるようになってから
  • 個別株より指数連動型ETF・指数連動型レバレッジETFを選ぶ

短期投資で学んだリスク管理やノウハウは、長期投資をする上でも役に立つものばかりです。

上手く立ち回ることができれば、長期投資では得られない利益を得ることも可能となります。

当然ながら、投資は自己責任が大前提となりますので、目的を見失わない範囲で挑戦してほしいと思います。

ではまた!

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