【初心者必見】リスク許容度を超えて投資をしてしまっている人の特徴3選!

リスク許容度ってよく聞くけどそこまで重視しないといけないもの?

こんにちは、かばです。
最近の投資ブームに乗って、つみたてNISAを利用して投資を始めた人は多いと思います。

 

 

初心者の人は、「どの銘柄を買えばいいか」など、投資の方法ばかり目が行きがちです。
しかし、一番大事なことは「リスク許容度を超えない」ことです。
投資で、お金を増やせると分かると、目いっぱいお金を増やしたいと欲が湧くものです。
ですが、リスク許容度を正しく把握しておかないと、資産が増えるまでに生活が辛くなってしまいます。
初心者はリスク許容度を甘く見て、過度な投資をしてしまい、結果的に退場する人が多くいます。
今回は、リスク許容度を超えた投資をしている人の特徴と、その対策を解説していきます。

 

  • リスク許容度とは?
  • リスク許容度を超えている人の特徴を解説
  • リスク許容度を超えないための具体的な方法

 

リスク許容度を超えてはいけない理由

リスク許容度とは

リスク許容度とは、「投資にあたり、投資家がどの程度までのリスクを受け入れることができるか」の範囲のことと理解しています。
すなわち、投資にあたり、投資家がどの程度までの損失を受け入れることができるかということです。

 

リスク許容度を超えてはいけない理由

リスク許容度を超えると、損益が気になって精神的に余裕がなくなったり、生活資金が足りなくなったりと、投資によって正常な生活ができなくなってしまいます。
投資は本来余剰資金で行うものですが、このように生活が逼迫してしまうと冷静な判断ができなくなってしまい、少しの値動きが怖くなって投資を辞めてしまい、投資計画に狂いが生じる結果となります。
このように、リスク許容度を超えた投資をしてしまうと、長期で運用を考えている場合には、資産形成前に投資から退場してしまうことに繋がります。
初心者の方ほど、リスク許容度を甘く見てしまう傾向があります。

 

リスク許容度を超えた投資をしている人の特徴

株価を気にしすぎてしまう

投資をしている人であれば、多少なりとも株価を気にすることは自然だと思います。
投資をする前とする後では、自身の資産に影響を与えているのですから当然でしょう。
ところが、リスク許容度を超えた投資をしてしまうと、株価の値動きに過度に敏感になってしまいます。

 

でもそれだけで生活に影響あるかな?

初心者の方は、株価の変動が自身の精神にどれだけ影響を与えるかを知りません。
結論からいうと、まるで全財産をギャンブルに突っ込み、その経過を血眼で見守るようなレベルにまで精神に影響を及ぼしてしまいます。
カジノや競馬であれば、その精神状態はゲームの終了までしか続きませんが、投資に関して言えば数年から数十年、昼夜問わずに継続するわけです。
そのような状態ではまともな精神で生活ができるわけがありません。
朝起きてから夜寝るまで、PCやスマホで株価や証券アプリで資産を見続けることになりますし、仕事中も株価が気になって作業が手につきません。
逆に、値上がりによる含み益で一喜一憂してしまうようでも問題です
人間の精神構造上、同じ値幅でも値上がりより値下がりの方が3倍精神にインパクトを与えると言われています。
したがって、含み益で一喜一憂してしまえば、逆に下落や暴落がきたときには3倍以上のネガティブなインパクトを受けることになってしまいます。

 

 

生活が困窮している

本来、投資は余剰資金で行うべきものです。
したがって、月々の収入から生活費と少しの余裕を差し引いた分が貯蓄に回る金額となります。

余剰資金 = 月々の収入 -(月々の生活費+少しの余裕資金)

仮に、余裕をもたせた分を余剰資金として投資に回すのはいいとしても、生活費を切り詰めて投資に回すのはおすすめできません。
ところが、投資初心者によくあるのが、少しでも多くの投資をしたくて生活費にまで手を出してしまうことです。
たとえば、投資を行うにあたって、これまでの生活費で無駄がある場合にはそれらの無駄をしっかり抑えた上で、余剰資金を多く作って投資をするのは大切なことです。
ですが、投資をするために1円でも多く捻出する目的で、電気代を過度にケチったりセール品ばかり買い漁ってしまっては、やはり心の状態が悪くなってしまいます。
せっかく投資をして経済的に自由になろうというのに、その過程で侘しい思いをしてしまっては元も子もないと思います。

 

リターンを追い求めすぎている

投資をする際には、まずゴールを決める必要があります。
ゴールとは、○○年後にどれぐらいの資産が必要なのかを具体的に決めることです。
そして、ゴールに至るまでにどれぐらい積み立てていけば良いのかを、シミュレーターを使って計算していくことになります。
ところが、この時にシミュレーターで出た金額に目がくらみ、月々の積立額を甘く見てしまいがちです。
初心者の方は、「3億を手に入れるためには、利率6%、積立期間30年で計算すると、月々約30万円か…『がんばればいける!』」と思ってしまいます。
そう思ってはいけないのです。
その努力は30年間継続できるものでしょうか?
例えば、月々の収入が100万円を超えている方なら、月々30万円の積み立ては余裕かと思います。
ところが、月々の収入が60万円の方だと、およそ収入の半分を投資に回すことになります。
生活費や固定費を支払って、頑張れば手残りが30万円なら理論上は積み立て可能ですが、それが30年間一度もブレずに続けられるかと言うとかなり厳しいかと思います。
このように、リターンは目安に過ぎない上にリターンに目がくらんでリスク許容度を甘くみてしまうのは、長期投資をする上ではおすすめできません。

 

リスク許容度を超えないための具体的な方法

リスク許容度の決め方

リスク許容度は以下の要素をもとにきめていきます。

  1. 年齢(時間):資金が必要な時期までに長く運用できる人の方が、損失がでたとしても、資金が必要な時期までに損失をカバーする時間があるので、リスク許容度は大きい傾向
  2. 家族構成:家族が少ない人は、家族が多い人に比べて支出が少ないので、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向
  3. 資産資産:規模が大きいと、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向
  4. 年収:年収が多いと、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向
  5. 性格・経験他の要素でリスク許容度が大きくても、資産が目減りすることに抵抗感がある人等は、リスク許容度は小さい傾向

引用元:みずほ証券

この一覧は、裏を返せば「どれだけ現金を保有しておかなければいけないか」ということになります。
すなわち、老後が目前に迫っていたり、子供の教育にお金をかけなければいけないなど、近い将来に現金が必要となる状況にある場合には、リスクを大きく取るべきではありません。
そのような事情がなく、ある程度リスクを取ることができる状況にあったとしても、投資経験が浅かったり、損失への恐怖心が強い性格である場合には、やはりリスクを大きく取るべきでないということになります。

 

具体的にリスク許容度をどう決めるか

やはり、まずはシミュレーターを使って、「いつまでに」「いくら必要なのか」というゴールを決めるところから始めていきます。
このとき気をつけなければならないのが、「なぜその金額が必要なのか」ということを明確に説明できるようでなければいけません。
具体的な目標が無ければ、ただ大金がほしいという無策の投資になってしまいます。
お金というのは、使ってこそ初めて価値があるものなので、亡くなる時に最も資産を持っているという状態では意味がないからです。
「世界中をファーストクラスで一周したい」「子どもや孫のためにお金を残してあげたい」「お金のことを気にせず好きなだけ贅沢したい」など、何でもいいと思います。
「お金を使って何をしたいのか」ということをしっかり明確にした上で、「いくら必要なのか」を決めていくことが大事です。
そして、ゴールとなる金額を決めたら、以下の流れでリスク許容度を決めていきます。

  1. ゴールから逆算してどれだけのリスクが取れるのかを決める
  2. 年齢や家族構成を考慮してその分だけリスクを下げる
  3. 経験や性格を考慮してさらにリスクを下げる

ここまでリスクを下げれば、大抵の暴落に対しては動じなくなると思います。
ちなみに、一括投資をしてしまうと、いくら上記の通りにリスク許容度を下げたとしてもインパクトが大きくなって精神状態を維持できなくなるおそれがあるので、おすすめしません。
あくまで、ドルコスト平均法によって月々に積み立てて投資をしていくことで、リスクの増加に慣れていくべきでしょう。

 

投資リスクに慣れてきたら・・・

 

ここまでリスクを下げると、最初に決めたゴールにたどり着けないのでは?

このような懸念心配が生まれるのは当然のことです。
ですから、ドルコスト平均法で同額を積み立てて行きつつも、現在の投資リスクに慣れてきたら少しずつ額を増やしていけばいいと思います。
ドルコスト平均法の原則からすると、確かに金額を変更することは時間的なリスク分散の観点からは意味を減少させてしまうことです。
しかし、投資における最大のリスクは、株価の変動リスクよりもリスク許容度を超えた投資による精神状態の悪化、そしてそれに伴い投資をやめてしまうことです。
また、長期での投資をしていくうちに、暴落のタイミングは何度も訪れることになります。
そのときに、-5%ルールを適用して投資額を増やしていけばいいと思います。

 

 

まとめ


今回は、初心者の方が陥りやすいリスク許容度を超えた人の特徴を紹介しました。

  • 株価を気にしすぎてしまう
  • 生活が困窮している
  • リターンを追い求めすぎている

どれかにでも当てはまっている人は、少しリスク許容度を下げて投資額を調節してみるといいかもしれません。
「今投資しなければ機会損失!」というのは、投資をする上で大事な考え方ではありますが、今すぐに投資をしようとするとほとんどの場合が高値掴みになってしまう傾向にあります。
そうなってしまっては、いざ暴落が起きて買い増ししようと思っても資金が足りないということになり、それこそ機会損失を発生させてしまう結果となります。
投資にせっかちは厳禁です。
しっかり様子を見て、自分にとってベストな投資を心がけていきましょう!

ではまた!

 

 

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