問題解決の絶対法則!同じミスを繰り返さない技術を身につけよう

  • 問題解決したいけどどうすればいいか分からない
  • 自分が一体何に悩んでいるのか分からない
  • このまま計画を進めていいのだろうか?

こんにちは、かばです。

資格勉強や仕事・副業を進めていくと、必ずどこかで問題は発生します。

今回は、そんな誰もが直面する「問題を明確にして解決していく方法」を記事にしました。

この方法は、私が司法試験受験時代に約10年かけて積み上げ、確立したものでもあります。

問題というのは単純なものではなく、複雑に入り組んでいるからこそ解決が難しくなるものです。

いかにシンプルに問題を洗い出し、適切に修正をしていくかが重要となります。

この記事では、問題を修正し乗り越えていくまでの具体的プロセスを書いています。

どう問題を解決していけばいいか分からないという方も、この記事で解決の糸口が見えてくるようになります。

問題発生の前に計画が間違っていないか確認する

ここでは、そもそもこれからやろうとしていることが、目的・計画に見合ったものであるかの確認をします。

目的・計画が間違っていないという場合には、こちらは読み飛ばしてください。

目的は欲望・要望(ニーズ)と密接に関連しているか

以前、お伝えしたことがありますが、人は何か行動を起こすときには「欲望・要望(ニーズ)」があります。

「○○をしたい」という気持ちがあって始めて行動に移すものです。

たとえば、海に行きたいという欲望を達成するためには、「海に到着する」という目的が必要であるように、目的は欲望を叶えるための具体的なゴールなのです。

したがって、目的は欲望・要望(ニーズ)と密接に関連していなければ意味がありません。

計画は目的を達成するために必要なものか

計画を立てる場合には、その計画の最終地点に目的がなければいけません。

  • 方向間違い:海に向かっていたと思ったら山に向かっていた
  • 方法間違い:100km先の海に行くのに徒歩で向かっていた

このように計画段階で方向や方法を間違えてしまうと、いつまで立っても目的を達成することはできません。

方向間違いでよくあるのが、目的の真ん中ではなく周辺を攻めてしまう場合です。

たとえば、海に行って海水浴をしたいのに日本海の断崖に行ってしまっても、海には着くけど海水浴はできませんよね。

海に行くことは目的ではありますが、「最終ゴールは海水浴をしたい」という欲望ですから、欲望を実現するために真っ直ぐ向かなければいけないわけです。

また、欲望と目的と方向に間違いはないが、極端に高い努力をしなければ達成できない目的にすべきではありません。

たとえば、単に海水浴をしたいだけなら最寄りの海水浴場に行けばいいのであって、ハワイに行くときには相応の理由がなければ達成確率が下がってしまいます。

目的を達成するのに、より楽な努力で達成できる選択肢があるのなら、そちらを選んだほうが時間効率がいいのは言うまでもありませんね。

  • 目的は適切であることが大事
  • 努力の方向性は最短ルートを設定する
  • 目的までの進行は適切な手段を取る

これらを意識して計画を立てていきましょう。

計画を立てるときは問題発生時に修正可能なものを作る

計画を実行していくと必ず問題は生じるものですが、問題が生じた時に軌道修正が可能な計画をあらかじめ立てておく必要があります。

目標を設定するときは細く設定する

目標を細かく設定することで、計画に間違いや問題が生じたときに立ち止まって軌道修正することが容易になります。

道を進行するにしても、大きく進んでしまってから誤りに気づき、戻って軌道修正するのは大幅な時間のロスになりますよね。

細かくチェックポイントを設定することで、問題や誤りが生じた時にリスクヘッジすることができます。

そしてそのような時間のロスが生じても、余裕のある計画を立てていれば軌道修正は容易になります。

計画を立てる場合の注意点

最初から長期スパンで計画を立てすぎてはいけない

これについてのデメリットは2点あります。

  • 計画実行前は、計画を進行する上での自分の感覚や、妨げとなるものが何かなどを想定できない
  • 想定の上に想定を重ねて作った計画は、青写真でしかなく再現性がない

これらの点から生じる弊害として、「計画が立たないから行動に移せない」ということがあげられます。

大事なのは、行動と計画を並行して積み上げていくということです。

実際にやってみないと分からない、見えない部分というのはどんなことにも多分にあります。

ざっくりとした大枠を設定することは必要ですが、細かい目標設定などは初期段階では不要です。

最初から高すぎる目標を設定してはいけない

目標はモチベーションを維持するために重要ではありますが、高すぎる目標を設定するのは逆効果です。

何か新しいことを始める場合など、生活リズムを変える場合や慣れない作業をしなければならない場合には、肉体的にも精神的にも大きなストレスを感じることになります。

ここで高すぎる目標を設定してしまうと、最初は達成できても継続が難しくなりますから、いつしかモチベーションを下げてしまう結果になります。

限界の50~60%程度に最初は目標を設定しておきましょう。

  • ブログ更新は完璧な内容を目指さなくていいから毎日がんばってみよう
  • 試験勉強は1日1回、参考書を開くところからがんばってみよう

そして、目標が達成できてもできなくても、目標に向かった自分を褒めて翌日に迎えるようにしましょう。

問題が発生した場合の解決フロー

いよいよここからは、問題が生じた場合の解決手順を具体的に解説していきます。

問題の発生

まずは問題となる事実がどのようなものであるかを明確にします。

多くの場合、問題が発生したとしても実際に修正しなければならない箇所というのは限定されています。

たとえばPCを自作する方なら分かると思いますが、PCファンから異音がする場合にはどこからの異音なのかを細かくチェックしていくでしょう。

  • ハードディスク
  • PCファン
  • 電源
  • グラフィックボード

このように、まずは問題となる部分がどこにあるのかを特定する作業が必要です。

次に、この問題が何を原因に発生しているのかを特定します。

上の例で見てみると、以下のようになります。

  • ハードディスク:内部から聞こえる異音
  • PCファン:何かに干渉している異音
  • 電源:内部ファンが劣化している異音
  • グラフィックボード:異常なほどの高速回転音

問題を発生させている直接の原因を明確にすることで、次にどう問題を対処すればいいかが見えてきます。

問題の分析

問題を解決しなければならないか、その必要性について分析します。

問題が発生しても、それを放置して問題ないものであれば放置するのがもっとも効率的です。

たとえば、試験勉強において間違えた設問があったとします。

  • 間違えた設問はまだインプット前をテーマとしていた
  • 間違えた設問はそもそも捨て問(もしくはトラップ問題)だった

これらの場合には、設問に正解しなければならないわけではありませんから、放置しても構いません。

放置すべきでないのは、解けなければならない設問を間違ってしまった場合だけです。

先ほどのPCの例で言うと、修理しなければPCの動作状況に異常を来たすおそれがあるものが基準となるでしょうか。

次に、問題を修正すべきであると判断したものに関しては、目的・計画に沿った問題解決を心がける必要があります。

  • 試験の例:択一式の問題では設問に正解すれば良いのであって、捨て肢まで正解できている必要はない
  • PCの例:自身の用途を満たすだけの修理をすれば良いのであって、最高パフォーマンスまで求めない

このように、必要に応じた問題の修正を図るべきです。

問題の修正

多くの場合は、発生した問題の修正は「除去」「補充」「転化」すれば足りると思います。

私が経営する介護施設(デイサービス)では、スタッフの買い物や掃除に時間と労力がかかっていた問題を解決するために、以下の修正を行いました。

  • 食品の買い出し:スーパーまで出向いて買い出し → ネットスーパーで注文
  • 莫大な書類業務:紙媒体での手書き作業 → IT機器導入によるデータ入力簡素化&一元化

これらの業務はいずれも「除去」「補充」するものではなく、「転化」することで解決したものです。

ここで大事なのは、修正をする際に本質論を見失わないことです。

上記の修正を行うために初期費用がかかっていますが、これらのコストを嫌がって修正をしなければ問題の解決にはなりません。

問題修正のために来た道を戻って進み直すことは時間的にも労力的にもロスが生じますが、それらは必要なコストですのでケチってはいけません。

適切な手段による修正を行えば、最も効果的に軌道修正をすることができます。

再実行

問題の修正案を立てたら、それらを当初の計画内容に置き換えます。

あとは、計画に沿って再実行するだけですが、再び問題が生じた場合にはもう一度問題の所在から再分析することを忘れないでください。

何度もトライ&エラーを繰り返すことで、自身に適したルートを見つけ出せるようになります。

まとめ:問題解決は準備が大事

今回は、計画を遂行する際に必ず生じる問題を、どのように解決していくか解説しました。

前半では、そもそも計画の立て方に無理がないようにしなければならない点を説明しました。

計画を遂行する上で、そもそも計画そのものが欠陥だった場合には、問題箇所を解決したところで意味がないからです。

そして、後半では、問題が生じた際にどのように解決するかの手順を細かく解説しました。

  1. 問題の所在を明確にして解決の必要性を判断する
  2. 目的と計画を考慮してどのように修正をするか検討する
  3. 問題となる要素を「除去・補充・転化」するか見極める
  4. 計画を再設定して問題修正を実行する

問題と言うとネガティブな印象がありますが、計画中に発生する問題こそが自身の弱点なので、これを克服することが成長への最短距離となります。

問題を一切発生させずに目的を達成する人はいません。

いるのは、問題を見て見ぬふりして成長しない人か、成長を真摯に受け止め克服して成長していく人だけです。

一つでも多くの問題を克服していき、日々成長していっていただければと思います。

ではまた!

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