こんにちは、ねこです。
私は、子供時代から独身時代の最後の最後まで実家暮らしでした。
部屋なんて生活できる必要最低限のスペースが空いていれば問題ない!
という持論を持ち続けていました。
今考えると、なんてもったいない! と思ってしまいます…
私と同じように、片付けができない人もいるかと思います。
今回は、
・片付けできないということは、色んなところで損をしている
・私が片付けの鬼に、どのように進化したのか
についてお話していこうと思います。
もったいない理由
部屋が片付けられないことで消耗するのは、主に「お金」と「メンタル」です。
お金
・持っていることを忘れてもう一回買う
・広い部屋が狭くなる
特に部屋に物を置くことで、せっかくの住居を倉庫にしてしまうわけです。
それなら倉庫を借りたほうがいいという話ですよね…
メンタル
・探していたものがあとで出てくる
・置く場所がなくなる
・使っているものはごくわずか
・片付けたても置く場所を変えるだけ
・思い出の品が汚れている
・虫が湧く
とにかくストレスが溜まっていくのに気づかずイライラしていきます。
本人が気づかないうちに、徐々にメンタルを消耗していきます。
片付け全般が大嫌いでしたが汚い部屋が好きというわけではなく、できれば綺麗な片付いた部屋にしたい! とは思っていました…
物が多いと毒のようにジワジワ蝕まれる
部屋が汚れているときには、凄まじい葛藤が巻き起こります。
・片付けをしないと部屋が汚すぎてメンタルが擦り切れる
・片付けをするのが面倒くさすぎてメンタルが擦り切れる
時間をかけて掃除&片付けるということが嫌すぎて、
部屋が汚いくらいで死なないしどうってことない! という結論になるわけです。
人生なんて究極「自分が満足できればそれでいい!」とは思います。
しかし、実は数えきれないほどの損をしているかもしれないと知っていたらどうでしょうか?
それを知ったうえで片付けない! 捨てない! という考えも全然アリです。
私にとって、振り返るともったいなかったなあ、と感じていることです。
これを読んでいる皆さんもそれぞれ物が多くて困った経験をお持ちなのではないでしょうか?
「物が多いということは自覚している以外にも損することが多い」のです。
片付けの習慣を身につけるために環境を変える
片付けができるようになるには、自分自身の環境そのものを変えることが重要です。
以下、私が片付けるようになったきっかけを紹介します!
結婚して実家を出ることになった
女性ならではの「強制片付けイベント」です!
私の場合、実家が遠くなる(約600km)ので、実家に来るのも年に数回あるかどうか…
汚部屋のまま去るということは、さすがにできません。
ついに片付けに向き合わなければならない時がきたと悟りました。
こうして一世一代の片づけ作業を開始しました。
・着ていない服
・読んだことのない本
・書類の山
・パソコン関係の部品
・とりあえず取っておいた雑貨
よくもまぁこれだけの物を溜め込んだものと関心しました(するな)
実際に片付けをするには基準を立てるのが大切
片付けを始めるとなれば、「捨てる or 持っていく」という二択となります。
そして、部屋に残しておけるのは、帰省時に使うものだけです。
となれば、基準は明白です。
・新居に持っていく or 帰省時に使う → 捨てない
・上記のいずれでもない → 捨てる
この基準で片付けを開始しました。
今までロクに捨てるということをしたことがなかったので、
捨てる作業がとても辛かったことを覚えています。
ここで大切なことは、一気にやろうとせずに毎日少しずつ進めていくことです。
片付けしない人あるあるですが、
・片付けを一日で何とかしようとする
・どう処分するか分からない
片付けのプロならまだしも、数十年も片付けをしたことがない人は
数日かけてじっくり取り組まなければ、絶対に終わらせられません。
燃えるゴミなのか燃えないゴミなのか悩むこともありました。
そのたびに手が止まり、ネットで調べながら一つずつ処分していきます。
乾電池がベタベタになっているのを見つけたときは、捨てたいのに触りたくもないという二重苦を味わいました。
でも私にここでやめるという選択肢は残されていません。
全力で立ち向かうことが全てでした。
片付けをしたことで得た学び
不要品を捨てる作業は、まさしく鬼のごとく無情に進めるのが鉄則です!
新品だろうと、使える物だろうと、行き先のない物は全て捨てる!
そして出たゴミは、500kgぐらいになりました…
全部お金を出して買ったんだと思うと悲しい…
でもそれだけ無駄にお金を使ったんだと思うと余計に反省です。
私はこの体験から、
・お金の正しい使い方
・本当に必要な物なのか
物を買うときには、これらを熟考するようになりました。
部屋のほとんどは不要品で構成されていた
片付けを達成したことで変化したことがあります。
・部屋内の物をすべて認識&把握できるように
・部屋が実は広かったことを思い出す
・部屋にあった物はほとんどが不要だった事実に気づく
これらの変化で最終的にストレスがかからなくなったというのが一番大きかったです。
必要な物が無かったわけではないですが、見つけられないなら無いも同じで
見つけようとしても時間と労力だけが費やされていたわけです。
しかし、欲しいと思う物がどこにあるかを覚えられているだけでも
無駄に時間や労力をかけずに済むわけです。
私の部屋って広かったんです…
知らなかった…
結婚生活が始まっても、物を増やさない生活を維持
物を処分する作業より、物を増やさないよう日々心がけるほうが楽なんですよ!
なぜなら、買った場合は
【買う→使う→片付ける→処分する】
という流れになりますが、買わなかった場合は
【買わない→???】
と、何も流れ始めないからですね!
つまり、買わなければ片付けなくてもいいし、処分もしなくていいんです。
結婚してからも、買おうかどうか悩んだときは
・どこに片付けよう?
・どうやって処分しよう?
を考えて、考えるのが面倒くさくなって買うのをやめています。
それでも結婚生活は少しずつ物が増えていくもの
そんな場合の対処方法を考えてみましょう
まずは、目についたものが、現在使っているのか使っていないのかを考えます。
使っていないと気付いたときには、その場でサッと捨ててしまいます。
どうしても迷うものは一時避難箱に入れます。
しばらくしても使わなかったらいらないものとして処分します。
まとめ
いかがだだったでしょうか?
実際に、汚部屋に長年住んでいた私が、まるでニーア・オートマタの電脳世界のように
「真っ白で何もない部屋(言い過ぎ)」を実現できたのは、大きな環境の変化がきっかけでした。
気付いたことは、「物が多すぎるリスクは無限大、物が少ない可能性も無限大」ということ。
物が多すぎると経済的にも損をしやすいので、
部屋が物であふれている人は一度本気で片付けすることを考えてみてください。
人間は追い詰められないと本気を出せないことが多いので、
やらなければならないという状況があると最高です。
私は運よくきっかけがつかめましたが、それがなければ今も汚部屋だったでしょう。
片付ける前の写真をSNSなどに公開し、終わったら報告するというのもありだと思います。
あとがき
この記事を書くことで気づいたことですが、
私が片づけをしようとしなかったのは、物が少ない気持ちよさを知らなかったからでしょう。
物が少なければ、物にしばられることもなく、自由に生きられます。
なので、どうしても片付けるきっかけがつかめずに、
「物が少なくて気持ちいいってどういうこと?」
という方は業者さんにお願いして綺麗にしてもらうというのもおすすめです。
ダイエットと同じで、そこからリバウンドしないとは限りませんが、
少なくとも、物が少ない気持ちよさを知った後なら何度でも再挑戦できると思います。
業者さんに頼めばお金はかかりますが、それだけの価値はあります。
「片付けにテクニックはいらない」
物が多すぎるのだから、捨てたり人にあげたりすればいいだけです。
収納ワザが必要になるのはその後です。
慣れないうちは苦痛でやめたくなります。
でもそこでやめたら人生変わりません。
片付けなんて一生不可能だと思っていた私が一度やり遂げたからこそ言います。
頑張ったら人生変わります。価値観も変わります。いい方向へ。
皆さんが長い時間を過ごす「家」という空間が、
本当に居心地のいいものになりますように。
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