- 忘却曲線をどう使っていいかわからない
- 資格勉強で具体的な使い方が思いつかない
- 問題集で忘却曲線を使うことはできない?
- 忘却曲線を使ったスケジュールの組み方を知りたい
こんにちは、かばです!
現在、行政書士の資格勉強中の私ですが、暗記がとにかく苦手!(数学の公式も覚えずに解いてた人です笑)
忘却曲線を使えば効率的に覚えられる! と言われても、実際にどうやればいいのよ… と悩みに悩みました。
編み出したのが、【問題集】で【アプリ】と【表計算ソフト】を使ってアウトプット&インプットを一気にやってしまおう! という方法です!
この方法を編み出してからは、死ぬほど暗記が苦手な私でもストレスフリーで長期記憶を定着できています!
ということで、今回の記事は以下の構成で書いていきます!
- そもそも忘却曲線ってなんぞ?
- 資格試験の勉強でも使えるのか
- おすすめのアプリを紹介
- 具体的にスケジュールを立てるコツ
- 実際に私はどう使っているか紹介します
忘却曲線とは?
よく知られるのはエビングハウス忘却曲線
忘却曲線(ぼうきゃくきょくせん)は、記憶の中でも特に中期記憶(長期記憶)の忘却を表す曲線。特に心理学者のヘルマン・エビングハウスによるものが有名である。
引用:Wikipedia
実際に行われたテストでは、無作為に組み合わせた単語(意味のない単語)を覚えさせるというものです(拷問…)
忘却曲線は時間経過でどれだけ忘れるかという話ではない
これは、忘却率(時間経過でどれだけ忘れるか)ではなく、節約率の理論だそうです。
上のグラフは経過時間ごとの節約率を表している。節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合である。
引用:Wikipedia
よく言われる、「何日経つとどれだけ忘れているのか?」というのではなく、「何日経つと初日の記憶定着度に戻すためにどれだけ時間と労力がかかるか」という話とのことです。
ですので、「覚えた翌日から毎日復習すれば、復習にかかる時間が減っていきますよ」という理論なんですね。
無意味な単語でテストされた忘却曲線の理論
疑問視されているのが、このテストが無意味な単語で行われたものだから、勉強では同じ忘却曲線を描かないということです。
つまり、勉強は意味のあることを覚えるのだから、無意味で記憶に定着しにくいものよりは定着率がいいので、もうちょっと長いスパンで復習してもいいんじゃないか? という問題意識です。
確かに理論上はそうだと思うんですが、私は必ずしも、脳は勉強内容を意味あるものとして認識していないと思っています。
- 脳が意味があると認識しているなら、なぜ次の日に何も覚えていないのか?
- 意味があるかどうかを判断するのは、本能(興味)なのではないか?
私たちは、「勉強で覚える必要がある=意味がある」と思っているだけです。
脳は、「生存に必要なもの=意味がある」と認識するのであって、「生存に必要=勉強で必要」とは認識していないのではないかな、と。
とするならば、勉強で必要だとしても、脳は無意味な文字の羅列としか認識しないことがあるので、やはり先ほどのグラフ通りの日数で復習を行うのが間違いない、というのが私の結論です。
実際の勉強での使い方
使うツールの紹介
使うツールは2つです。
- スマホアプリ 「reminDO」
- 表計算ソフト 「ExcelやGoogleスプレッドシート」
忘却曲線で暗記アプリ – reminDO
まずは、忘却曲線の管理アプリを紹介します。
忘却曲線で暗記アプリ – reminDO
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このアプリは、忘却曲線に沿って復習すべき日にリマインドを表示してくれるというものです。
特に難しい設定をしなくても、上図のように節約率90%を切る日にリマインドを発してくれます。
ですので、このアプリに沿って復習をすることになります。
Excel、Googleスプレッドシートなど
次に、ExcelやGoogleスプレッドシートなど、表計算ソフトを用意してください。
今回の復習はすべて過去問などの問題集を使って行いますが、アプリだけで使うのは問題があります。
- 問題集が択一の場合には1問につき選択肢が5つ
- 搭載されている問題が200問とすると1000肢もの数になる
- これらすべてをアプリに打ち込んでいくのは現実的ではない
ですので、ここでは表計算ソフトを使って問題を管理します。
- 各10問程度のブロックを創って全部で20ブロック程度作る
- 各ブロックに「A~Z」までを割り振る (例:Aブロック=問1~10)
- 表計算ソフトに、【ブロック名】【問番号】【日付】を作成する
これだけではイメージがつかないと思うので、実際に私がどのようにやっているかを後述しますが、こうすることで管理が楽になります。
実際の使い方
表計算ソフトで、問題集の問題をすべてブロック分けして整理したら、それらをブロックごとに順番に解いていくことになります。
例えば、
- 4/1 Aブロック:問1~10 初回(不正解:問2、6、9)
- 4/2 Bブロック:問11~20 初回(不正解:問1、6) 【復習】Aブロック
- 4/3 Cブロック:問21~30 初回(不正解:問5、9) 【復習】A~Bブロック
というように、ブロックごとに【実施した日付】【不正解した問題】を表に記入していきます。
「問題を解く」「復習をする」はすべてブロックごとに行いますが、「どの問題を間違えたか」は問題ごとに管理するようにしてください。
なぜ問題集(過去問)を使うのか
問題集は、【解く(アウトプット) → 解説(インプット)】が一体的になっているからです。
択一の場合でいうと、1肢には1つしか答えはありません。
答えに至るまでの知識があれば正解ですし、無ければ不正解になるだけですよね。
つまり、知識が定着しているかどうかを判断するのに、問題集はシンプルで分かりやすいということ。
また、問題集を解くことで試験の傾向分析や問題慣れにも効果的です。
私のやり方を紹介します!
試験の内容について
私が今年合格を目指している資格は、【行政書士】です。
行政書士試験は以下のような問題形式になっています。
- 5肢からの択一問題
- 語群からの文章あてはめ問題
- 40文字以内の記述式問題
これらに共通するのは、「答えを導き出すための知識が備わっているか」ということです。
そしてその知識は、「知っている」レベルではなく「説明できるレベル」まで昇華している必要があります。
したがって、私は「正解・不正解」の基準を以下のように決めました。
- 正解:答えが正解というだけでなく問いすべての肢を理由込みで説明できる
- 中立:答えは正解するが問いすべての肢の理由を説明できなかった・不正確だった
- 不正解:答えが不正解だった
復習スケジュールの管理について
私の管理方法は下図のようにしています。
ここまで表を作れたら、次にreminDOアプリを使います。
このアプリは、本来の使い方は英単語を一つ一つ記入して使うんだと思うですけど、私の場合は「どのブロックをいつやるのか?」ということが分かればいいだけなので簡単です。
復習日が来たら、下図のように表示されます。
「OK」ボタンを押せば、次回の復習日まで何も表示されなくなります。
復習に関してはこのアプリがToDoリストになるというイメージですね!
復習スケジュールの管理をミスった場合の対処法
「今日いっぱいやろう」と調子に乗ったら、後日に別日でやったブロックの復習と被りまくって復習量がカオスなことになった! というミスですねw
これに関しては、リスケジュールしてしまいましょう!
復習タイミングが変わっちゃうけどいいの?
このような疑問はあると思うんですけど、変わっちゃって大丈夫です!
忘却曲線は、研究する人や実行する人・内容によっても結果がまちまちですが、結局は「継続して復習する」ということが大事だということです。
継続して復習できてさえいれば、1日や2日ずれ込んだところで大差はありません。
ただ、グラフを見ると「新しいブロック」は、節約率が大きく下落しますので、リスケジュールするのであればある程度復習が進んだ古いブロックのものをリスケしましょう。
まとめ
今回は、忘却曲線を実際の資格勉強でどうやって使うのかを解説してきました!
まとめると以下のようになります。
- 忘却曲線は細かい部分はともかく「継続・反復」が大事だということ
- 復習するタイミングはアプリと表計算ソフトを使えば楽に管理できる
- 問題集はインプットとアウトプットを同時に行える問題集を使う
- 復習タイミングが重なって1日の負担が大きい場合はリスケすること
私もこれで管理して勉強していますが、暗記が苦手な割には無理なく記憶できています。
資格の試験勉強を継続するのは難しいことですし、やっぱりつらいですよね…
ですので、しんどいことをできるだけ省けるように、便利なツールはどんどん使っていきましょう!
試験に合格して新しい仕事を始めることができれば、稼ぐ力も伸ばしていくことができます。
経済的自由への大きな第一歩になりますので、頑張って合格を勝ち取っていきましょう!
ではまた!
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